黒い虹と気球

小説や漫画の本中心に感想を書きます (本によって発売直後に感想を書いている場合があります。ネタバレなどにはご注意ください)

映画『夜は短し歩けよ乙女』: 感想

本日公開された映画『夜は短し歩けよ乙女』を観に行って参りました。

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何ヶ月も前からずっと待ってました(笑)。

期待あり不安ありで一体どんな風になるのだろうと思ってたのですが。

(...花澤香菜さんすげえ!)

とにかく演技がすごい。音楽や演出も素晴らしかったのですが、一番魅せていたのは花澤香菜さんの演技力でした。やはり声優さんはすごいです。見事キャラクターになりきっています。

さて肝心の中身はというと、やはり原作の分量は95分という制約の中では収めきれず、序盤は説明も早口で駆け抜けていきます(原作をあらかじめ読んでおかないと絶対ついていけないです)。それとオリジナル展開などがあり(四畳半神話大系に出てきた小津(?)に似た古本屋の神様が出てきたりしてます)、原作ファンだった自分には少し残念でした。

ただ先ほども言いましたが演出は素晴しい。映画だからこその音楽の迫力、テンポはきっちり組まれており、とても楽しめました。

 

けれどこの映画をお勧めできるかと聞かれると...万人受けでは無いかな、と感じます。

明らかにファン向けに作られた映画かと。「詭弁踊り」「偽電気ブラン」「天狗」など森見作品を読んでいないとさっぱり分からないワードが飛び交うので初めて見る方にはお勧めできないです。

逆に『四畳半神話大系』を読んでおられる(もしくはアニメで観ておられる)ファンの方には強くお勧めできる内容となっています。

 

(追記)

初日のレイトショーで観に行ったのですが客層は高校生〜大学生の方がほとんどでした。ブログ主も大学生なのでやはり森見さんは学生の方の支持が多いんだな、と感じました。

ただ「詭弁踊り」の所、誰も笑ってなくて完全に滑ってたのはやはりギャップがあるんですかね...